金曜日

腎臓がんの外科手術について

腎臓がんの外科手術については、以前までは基本的に腎臓の全部の切除をするといった方法が取られていました。また、転移などがあれば周辺組織も一緒に摘出するという方法が取られていました。

最近では、全部摘出しなくても、部分的な腎臓の摘出だけで終わる場合もあります。

また、転移があってがんが進行している状態であっても、腎臓は2つあるために一方を切除することもあります。一方を切除することによって、他の臓器に転移していた場合に用いられる免疫療法の治療効果を上げるという意味合いがあります。

また、腎臓がんが進行していて完治が難しい場合でも、腎臓の一方を切除する理由として、放っておくと出血したり、貧血、発熱などといった問題を発生させるためです。完治が難しくても、少しでも症状を和らげ、生活をしやすくします。

しかし、最近の技術の進歩により、腎臓がんの早期発見も可能になり、早期に手術することも可能になりました。また、このように早期に腎臓がんがわかれば、内視鏡の手術だけで済む場合もあります。

内視鏡を使った手術では、開腹手術ではないため患者の負担を大いに軽減することができます。

ちなみにこの以前は内視鏡手術は保険がききませんでしたが、もうすでに内視鏡手術も保険が適応される治療法として確立されました。

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